kindleで1巻を無料で発見。表紙の絵が綺麗だったので読んでみました。
ヒロインは猫かぶりの仮面少女
ヒロインの千歳(ちとせ)は昔いじめられていたことがトラウマで、素の自分を他人に見せられない子です。
誰からも好かれるようにいい子の仮面を被っていました。
美術予備校の見学へ
ある日千歳がおじさんに盗撮されているところを、男の子に助けられます。
おっ来ました!黒髪イケメン!名前は樹(いつき)。
助けられたお礼を言うために追いかけると、流れで美術予備校の見学をすることに。
そこでも千歳は、嫌な思いをしてもいつものように笑顔で取り繕っています。
樹に「絵描けるってかっこいいですよね!憧れます~」と言うと、この反応。
↓↓↓
「それ本当に思ってんの?」
(C)2015 芥文絵「セキララにキス1巻」より
むふふ。悪くない。
千歳の性格を早々に知ったからか、千歳の笑顔はなかなか胡散臭く感じていたので、それを見抜いてくれる人が現れて若干スッキリ。
もっと彼女の心をはがしておくれ。
ふと樹が持ってる携帯カバーが、千歳が作ったものだと気がつきます。
その話になると千歳が饒舌になり、仮面が若干はがれてしまいました。
それを見た樹がその素の千歳の方が好きと伝えます。
せやな。そっちの方がええよな。
しかしすぐにまた猫かぶりに戻り、そのことを樹に強く突っ込まれ、千歳は怒って帰ってしまいました。
タイトルの意味がわかった
落ち込んでいる千歳のもとに樹が現れます。
そこでまた言い争いになり、樹が千歳にキス。
(C)2015 芥文絵「セキララにキス1巻」より
不意打ちすぎて超絶ドキっとしたwww
てかこの描写美しすぎませんか?
元々綺麗な絵の方ですが、このシーンの力の入り具合を勝手に感じました。
セキララにキスだもんね。
そして、千歳はこのままじゃダメだと、この人には素の自分でぶつかっていかないといけないと気づきます。
一歩を踏み出すために、予備校の無料体験の申し込みをしました。
予備校の体験
体験で絵を描きその楽しさに引き込まれていた千歳ですが、樹の絵を見てその才能にも努力にも到底かなわないと思い落ち込みます。
後日、樹に予備校に行くことをやめた理由を言い訳のように説明します。
そこで笑顔で突き放してきた樹に、八つ当たりしてしまいます。
「元々恵まれてる...そんな人に私の気持ちなんかわかんない...」と。
言っちまったなおい・・・
これは卑屈すぎたね。
樹に「今までもそうやって周りのせいにして なにも行動してこなかったんだろ」と、痛いところを突かれます。
千歳、自分が嫌になり号泣。
私も凹む。←何故
お家に樹がやってくる
キツく言い過ぎたと樹が謝りにきました。
お前は何も悪くないぞ・・・
千歳が卑屈になっていたことも含め、正直に胸の内を明かします。
素直に反省できるヒロイン好感が持てますね。
樹にも背中を押してもらい、予備校に通うことに。
大胆な告白
後日樹に今までのお礼を伝え、そのまま告白。
ぬあ?!?!早い!!踏み出すの早い!!!
しかし「それ、勘違いじゃない?」と言われ、違うとムキになった千歳が樹にキス。
マ ジ か !
だってセキララにキスだもんね。(二回目)
樹「俺、恋愛感情とか信じてないから おまえのこと好きになんないと思うよ」
これは・・・樹くん何か闇抱えてるな。
過去に何かないとこの発言はおかしい。
たぶん...。(←違ったときの保険)
フラれてしまいまいましたが、諦めたくないと思う千歳。
予備校でトラブル
千歳は予備校に通い始め、絵を描くことの楽しさを再び実感し充実感を得ます。
ある日、不注意で樹の絵を破いてしまいます。
何か謝罪の方法はないか悩み、前から苦手意識を持っていたクラスメイトの目黒に相談しました。
目黒ちゃんめちゃいい子!さっぱりした性格!
千歳が本音で話したら、目黒も受け入れてくれました。
やっぱ思い込みで人を判断するのはよくないよね~~。
目黒に水張り(絵を描く紙をパネルに貼ること)の仕方を教えてもらい、樹も喜んでくれてめでたしめでたし。
そもそも樹はそんな激おこじゃなかったけどね!
樹のバイト先へ
予備校のグループ課題で「東京オリンピックのオリジナルグッズ」を考えることになります。
同じグループの千歳と目黒は、同じく同じグループの樹のバイト先で、課題のことを話し合います。
樹くんまさかのジェラート屋でバイト。
どうやら予備校の学費は自分で払っているらしく、他にもいくつかバイトをしているよう。
やっぱり何かあるよなこの人(しつこい)
一度ダメ出しされたアイデアを考え直していますが、なかなか思いつかず。
どうせなら思いきったことをしようとアイデアを出し合い全員ワクワクモードに。
後日千歳も思いきって自分のアイデアを披露すると、メンバーも大賛成。
製作に取り掛かります。
千歳の家で樹と二人きりで課題の作業
材料目当てで樹が千歳の家に作業をしにやってきます。
その時、千歳がいじめられていた過去を告白。
その時暇つぶしに作っていた雑貨を褒めてくれた男の子に救われたエピソードなども話します。
(C)2015 芥文絵「セキララにキス1巻」より
この男の子はいつの間にか会えなくなっちゃったそうですが、これ樹くんかい??
違うかな?
それか樹くんといい感じになってきた頃に、この子が現れて三角関係になるとか?!
つい考えちゃいます。
疲れて眠った樹に、千歳が「なんで予備校通おうと思ったんだよー」と話しかけます。
それ私も気になります!
すると起きているのか寝ぼけているのかわかりませんが、樹が答えます。
「芸大に入るって 約束したから」
「誰と?」と千歳(と私)が聞き返しますが、そのまま眠ってしまいました。
これ私の中で2パターンの推理があります。
一つめは、その約束した相手は幼い頃の千歳説。
もう一つは、その相手は別にいて前半で出てきた樹の発言「恋愛感情を信じていない」の理由の元凶になった子説。
いや~全く違ったら恥ずかしすぎます。笑
今4巻まで出てるそうなので、もう何かしら事実が判明しているのでしょうか。
さて本編に戻りますが、プレゼンの当日を迎えるところで1巻は終了です。
全体の感想
んー!面白かった!
最初はヒロインの子が捻くれすぎててなんだかなーって思ったけど、これはこれで人間らしくてリアリティあるなーと。
段々前向きに成長していくのも見どころですね。
そして意外と伏線が多くて、自然と次も読みたくなる作品でした。
2巻以降で、この作品にハマるかハマらないか決まる気がします。
とりあえず、樹くんかっこよかったです。ありがとう。
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